本文へスキップ

公益財団法人 吉備路文学館は、吉備路ゆかりの文学者たちを顕彰する文学館です。

TEL. 086-223-7411

〒700-0807 岡山市北区南方3-5-35

文学者紹介Literary Database

中村憲吉

なかむら けんきち

生没日
明治22年(1889)~昭和9年(1934)
ジャンル
歌人
出身地
広島県三次郡布野村(現・三次市)

プロフィール

 地元の県立三次中学、鹿児島の第七高校造士館から東大に進む。高校時代から伊藤左千夫に師事して短歌の道に入り、「アララギ」同人となる。
 卒業後しばらく家業に就いた後、大阪毎日新聞の経済部記者になる。大正15年、再び帰郷し家督を継ぐが、やがて胸を患い、広島県南部で転地療養を始める。昭和8年の暮れ、五日市から尾道に移ってきたが、翌年四五歳で亡くなった。
 生涯の大半を山間の村で過ごし、周囲の自然と人々の暮らしを歌い続けた。作風は写実的で、繊細、かつ重厚であると評される。歌集に『しがらみ』『軽雷集』などがある。


バナースペース

公益財団法人 吉備路文学館

〒700-0807
岡山市北区南方3-5-35

TEL 086-223-7411
FAX 086-223-7418