ちかまつ しゅうこう(本名:徳田浩司)
少年時代から文学に関心を持ち、樋口一葉の「たけくらべ」に感銘して小説家を志す。東京専門学校(現・早稲田大学)を同郷の正宗白鳥と同期卒業。出版社での勤務を経て文壇に登場し、自らの結婚生活の破綻を小説に落とし込んだ『別れたる妻に送る手紙』が出世作となり、その後も『疑惑』『黒髪』など、情痴の世界を通して人間の悲哀を見つめる名作を発表。私小説の一つの極点を示したが、大正11年に猪瀬イチと再婚、翌年に女児を得て作風が変わり、『子の愛の為に』などを書く。白鳥と同じく自然主義の代表的作家の一人と言われる。本姓は徳田であるが、近松門左衛門に傾倒し、徳田秋江の筆名を近松秋江に改めた。
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