吉備路文学館

吉備路文学館について

吉備路文学館の庭

吉備路文学館の建っている敷地は、面積約2000m2、その庭園は、館の四囲をめぐり、小さな四季の彩りをみせています。

茶会の様子

流れにかかる石橋や石塔、雪見燈籠、もみじの林、錦檜葉、かいづかなどの巨木、鬱金桜などは、古くから当地の武家屋敷にあったもので、当時の面影を残すようにそのまま庭に生かしております。庭園を流れる疎水は、旭川支流の西川より引き入れており、水路を通って再び西川に戻っています。また大きな仕組みの滝は、江戸時代、池田藩の家老津田永忠の設計による吉井川大土木遺跡「田原井堰」の石組みを一部譲り受けて作ったものです。

鬱金(うこん)桜の時期には、野点の茶会で賑わいます。

鬱金たより

当館では、毎年四月中旬頃より鬱金(うこん)桜が開花します。その頃は、館の庭園を開放して、春のひとときを楽しんでいただいております。

桜写真北原白秋の詩

桜の下を歩く子どもたち

花の種類

オオシマザクラ系のサトザクラの一種で、花は薄黄緑色で、花径は、一般の桜より大きく、四センチ前後。花弁は十枚から十五枚。開花して、四、五日たつと、花弁の内側からピンク色になり、やがて花のかたちのまま、軸ごと落下します。

花のいわれ

広辞苑には、〔鬱金〕とは、ショウガ科の多年草。根茎は止血薬、香料やカレー粉、沢庵漬の黄色染料。〔鬱金色〕とは、ウコンの根茎で染めた濃い鮮黄色。

……と記載されています。薄黄緑のこの花が、いつ頃から好まれていたのか不明ですが、安永六年(1780)の書物「都名所圖會」には鬱金の桜が京都の御室の仁和寺に植えてあると載せられています。

別名

黄桜、黄金桜、などといわれます。