中桐雅夫
なかぎり まさお

- 大正8年(1919)~昭和58年(1983)

- 詩人

- 福岡県
本籍は岡山県倉敷市。昭和一二年神戸高商在学中から詩誌「LUNA」を出す(戦後の「荒地」の源流)。
一四年、日大芸術科に入り、卒業後四三年まで新聞記者づとめ、以後法政大学で英文学を講じた。翻訳・研究も多いが、中でも「危機の詩人」は英国現代詩論として貴重。
詩集では、三九年の「中桐雅夫詩集」が高村光太郎賞、五五年の「会社の人事」が歴程賞受賞、日常性の中に深い世界を見つめている。日本現代詩人会の理事長を二期つとめた。