吉備路文学館

文学者紹介

竹久夢二

たけひさ ゆめじ(本名:茂次郎)

生没日
明治17年(1884)~昭和9年(1934)
ジャンル
画家・詩人
出身地
邑久郡本庄村(現・瀬戸内市) 

明治35年、早稲田実業に入学、在学中からスケッチなどを投稿。博文館の雑誌に掲載され始めた頃、島村抱月に見いだされ、抱月の企画に基づく「少年文庫」(編集・小川未明、絵画・夢二)を刊行。明治42年刊行の最初の画集『春の巻』の序文の、「私は文字のかわりに絵の形式で詩をかいてみた」という記述は、生涯変わらぬ詩人にして画家、画家にして詩人の夢二の本質を表している。

女性を描いて、夢二式なる流行語を生んだ【たまき】、短い恋に燃え尽きた【彦乃】、夢二の絵から抜け出たような【お葉】、この三人の女性が夢二芸術の伴侶であった。