いわとう ゆきお(本名:俤)
早稲田工手学校卒業後、鉄道省の仕上げ工、船員、土工などをしながら労働運動に近づいて労芸に参加し、昭和2年「売られた彼等」を発表。以後、プロレタリア文学の文戦派作家として活躍し、「ガトフ・ノセグダア」「鉄」「賃金奴隷宣言」などを発表。戦後は労働、文化運動に関係し、作家としては「歯車」「生産係」などの作品がある。