ひの けいぞう
広島県府中中学、第一高等学校を経て、東京大学に学ぶ。昭和二七年東京大学文学部社会学科を卒業する。同年、読売新聞社に入社。外報部に勤務し、ソウル、サイゴンなどに特派員として派遣される。取材をまとめた本を刊行することもあった。
奥野健男、清岡卓行らと、昭和二九年「現代評論」を創刊する。五十年「あの夕陽」で芥川賞、六一年「夢の島」で芸術選奨文部大臣賞、「砂丘が動くように」で谷崎潤一郎賞受賞。