みやわき としお
青少年時代は郷里で農業、岡山市で書店勤めや書店経営をしたが、昭和一〇年上京して坪田譲治に師事し、土師清二の知遇を受けて童話をかきはじめ、講談社、小学館などの児童雑誌に発表する。戦後、日本児童文芸家協会が創立されるとそれに参加して、会長浜田広介からも学ぶところがあった。
著書は「山かげの石」「なくなみそっちょ」などがあり、「山のおんごく物語」では四四年、野間児童文芸賞を受賞。