つぼた じょうじ
早大在学中から小川未明に師事。子供の登場する私小説を書き、大正15年小説『正太の馬』を出す。鈴木三重吉にも師事して「赤い鳥」に童話を発表。昭和10年『お化けの世界』で世に認められる。つづいて『風の中の子供』『子供の四季』で広く読まれる。
純真で天真爛漫な子供の世界を、大人の現実世界と対照的に描いた。ふるさと岡山を愛し続け、その風物を反映させながら、作家としての地位を確立した。