吉備路文学館

文学者紹介

佐々木 邦

ささき くに

生没日
明治16年(1883)~昭和39年(1964)
ジャンル
小説家
出身地
静岡県沼津市

6歳のとき両親とともに上京し、青山学院中等科、慶応義塾予科、明治学院へ進む。卒業後釜山の商業学校へ勤務する。明治44年~大正6年の間、第六高等学校の英語、英文学教授として勤務。のち慶応大学、明治学院高等学部で教授する。処女作は明治42年の釜山時代の「いたづら小僧日記」で高い評価を受ける。文壇へは大正7年「主婦の友」に連載した「主婦采配記」という翻訳長編から進出。昭和11年にユーモア作家倶楽部を結成し、翌年機関紙「ユーモアクラブ」を創刊する。昭和3年教職を退き、以後作家生活に専念するが、第二次大戦後再び明治学院大学教授となり英文学を講じる。