大西 祝
おおにし はじめ

- 元治元年(1864)~明治33年(1900)

- 哲学者

- 岡山市
母方の叔父の家を継いで大西姓を名乗り、キリスト教者としての家庭環境の中で成長する。同志社大学神学科を卒業後、東京大学文学部哲学科に入学、明治22年卒業。つづいて大学院生となり「良心起原論」を研究する。明治31年ドイツへ留学するが健康上の理由で翌年帰国、各地を転々と療養する。
専門は哲学でその分野の先駆者としてすぐれた業績を残したが、同時に詩歌の道にも励んでいた。詩集はないが、明治24年から31年までの詩篇13篇が「大西祝全集第7巻」に「新体詩の頃」として収録されている。