森田思軒
もりた しけん(本名:文蔵)

- 文久元年(1861)~明治30年(1897)

- 翻訳家

- 笠岡市
明治7年慶応義塾の大阪分校で英文を学び、明治10年頃帰郷し井原の興譲館に入る。
明治15年、矢野龍渓の知遇を受け上京。「郵便報知新聞社」に入社し、ジャーナリストの道を踏み出した。事実上の編集責任者として手腕を発揮、自らの作品を紙面に掲載するとともに翻訳文を掲載し、翻訳家として名をあげ、思軒の文名を高めた。
ヴィクトル・ユーゴーの「探偵ユーベル」「懐旧」、ジュール・ヴェルヌの「十五少年」などは著名である。