吉備路文学館

展示のご案内

特別展のご案内

特別展(1階展示室)

 

斎藤真一展「人生はさすらいである」  

  展示期間:平成28年4月8日(金)~7月3日(日)

休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日

(一般:400円、大学・高校生300円、中学・小学生200円)

 

 

saitoushinichishouzou10 

 

人生はさすらいである

荒涼とした道なき野原の中で

一人ぼっち

ヴァイオリンを奏で

わびしい音色を聞きながら

私はさまよう

『斎藤真一放浪記』(昭和53年)

 

 

斎藤真一は、岸田劉生の作風に惹かれ、デッサンを学び、

ヨーロッパ留学で藤田嗣治に出会います。

やがて瞽女を知り、画家として大成していく一方で、

文筆家としての才能も発揮しました。

本展は、画家としてはもちろん、人生や人間の繊細な心を描きつづけた

文筆家としての創作活動に焦点を当て、企画しました。

倉敷市児島味野に生まれ、高校までを岡山で過ごした斎藤真一は、

故郷での思い出を大切にしつつ、忘れ去られてゆく日本の面影を

 生涯求めつづけ、ノスタルジーの世界を絵や文章に表現しています。

「人生はさすらいである」と語る斎藤真一が、

画家として、文筆家として、創作活動を行った足跡をご紹介します。

一点一点に込められた魂と情念、

渾身の作品をご堪能いただけましたら幸いです。

  

***************************************************

 

企画展(2階展示室)

 

「吉備路近代文学の7人展」 

 

山田方谷 岸田吟香 尾上柴舟 井伏鱒二

木山捷平 住宅顕信 小川洋子