吉備路文学館

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特別展(1階展示室)

  

詩人 赤松月船展

 

  展示期間:平成27年4月28日(火)~7月12日(日)

休館日:毎週月曜日(祝日は開館)祝日の翌日

(一般:400円、大・高生300円、中・小生200円

 

 

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赤松月船(浅口郡鴨方村(現・浅口市)生)は、幼少のころ仏門に入り、

 

四国の瑞応寺や福井の永平寺などで修業、矢掛町洞松寺などの住職を務めました。

 

また詩人として、文学活動にも情熱を注ぎました。

 

晩年に、詩へのこだわりを次のように述懐しています。

 

「私は一曹洞宗人として、これまで布教、教化活動に献身してきましたが、

 

なぜそれができたかというと、詩人だったからだろうと思います。

 

宗門には詩を書く人はいくらもいますが、書き抜いた人はほとんどおりません。

 

私は詩を書き続けてきましたが、

 

その点が宗教人としての役割を果たしたと思っています。」

 

赤松月船の詩は、第一詩集『秋冷』、第二詩集『花粉の日』などで発表され、

 

新感覚派と評されました。

 

また戦後は詩にとどまらず、童話や随筆の執筆、詠讃歌の作詞などを手がけ、

 

月船文学は多彩に花開きました。

 

今回、原稿や色紙、短冊などの直筆資料を展示紹介しています。

 

この展示を通して、赤松月船の魅力を知っていただければ幸いです。